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【トヨタ・クラウンエステート】
これ、クラウンなのかなぁ…
今年3月に発売されたクラウンエステート。16代目クラウンはこれでクロスオーバー、スポーツ、セダン、エステートの4車型が出そろった。クラウンはトヨタの歴史とともに歩んだ車種であり、長い間日本国内専用モデルだったが、2005年に12代目の「ゼロクラウン」が中国で「皇冠」の車名で生産・販売が始まり、同時にトヨタはブランドの若返りを目指した。この16代目では、かつてのクラウンとはだいぶ嗜好が異なる新しいスタートを切った。本誌評価陣の評価はいつものように他のメディアと比べて厳しい。「背の高い高級プリウス」とは、言い得て妙かもしれない。
共通シャシーの疑問点
エンジニアリングコンサルタント(以下=エ) クラウンエステートは、2022年7月の発表から発売までにずいぶんと時間がかかったな。途中でトヨタの認証不正が発覚し、いまでもトヨタのいくつかのモデルは生産現場が落ち着いていない。このクラウンエステートもHEV(ハイブリッド車)は現在、納期は半年以上先だと聞いた、
チューニングショップの社長兼エンジニア(以下=チ) みなさんに乗ってもらったのは「Z」というグレードだ。車両価格635万円。オーナーはずいぶん前に注文したそうだが、納車されたクルマはおそらく最初のロットだと思う。「トヨタにしては作りが粗いなぁ」と言っていた。たしかによく見ると樹脂パーツと鉄板の塗装の色合いが微妙に違う。
元部品メーカーのエンジニア(以下=部) 日本車は製造品質の高さが売りでしたが、この数年はクオリティの低下が目立ちます。ボディの組み立て精度は高くても、目に見えるところで手を抜いているクルマが増えました。
ベテラン実験ドライバー(以下=T) バブルの時代は「カローラ」だって立派だったよ。ドアとボディのパーティングラインは上から下までビシッと隙間が一定で、しかも隙間そのものが狭かった。
自動車業界の事情通(以下=通) いまの時代はむしろ軽自動車のほうが良心的だな。ただし、軽でもちょっといいグレードは180万円する。
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