日米関税合意も中野国交大臣、認証の詳細に触れず

スポンサーリンク

7月29日の中野国交大臣閣議後定例会見要旨。

7月は「海の月間」。様々なイベントを行ってきた。船員手帳を刷新する。パスポートに類似した機能も有する。新しい船員手帳の色は、「海の色」に和の要素を考慮した藍色とした。現行のデザインの変更は、1947 年以来初めてとなり、新たな船員手帳の発行は、2027 年4月から開始する予定。

質疑応答。
Q 日米関税合意に関連した安全基準手続き簡素化について。また、百機の米製航空機について。
A  基幹産業である自動車、自動車部品について25%を半減し、既存の2.5%を合わせ15%になった。米国内でのサプライチェーン構築を促す。
米国メーカー製乗用車の認証手続きを簡素化する。日米双方が合意の実施に努めることが重要。米側との意思疎通に努める。
国内航空会社の既存の計画を念頭に置きながら対話する。
Q 米側の求める「トラック」とは?
A 言及があったことは承知している。合意は「乗用車」。合意の実施に向け取り組む。なお、トラックを排除するものではない。
Q ガソリン税暫定税率廃止について。
A 現状は野党が検討している段階。国交省の所管ではない。お答えは差し控えたい。
Q 道路の陥没事故について。道路下の状況把握は?
A 陥没を未然に防ぐ取り組みが必要。今年4月から国の直轄道路について路面下の調査を行い補修を行なっている。対策の推進を図る。
Q (人事介入問題で辞任した)東京メトロの本田 勝氏(元国交相事務次官)の顧問復帰について。
A報道は承知している。コメントは控える。
Q 新幹線西九州ルート全線フル規格化について。
A 新鳥栖~武雄温泉間が繋がれば、より大きな効果が得られると考える。整備の必要性について地元に丁寧に説明する。佐賀県とも協議を粘り強く続ける。
Q国内認証に関して「追加試験なく受け入れる」の内容が知りたい。
A詳細については速やかに検討する。あくまでも日本のルールに則る。日本の交通環境において安全なクルマであるのが前提。そうでなければ受け入れない!
Q 100機とはいつからカウントされるのか?
「(政府が発表した文書に)していく」とあるから、これから百機を購入するということなのか?
A 詳細は控えたい。

 

取材・文・写真/神領 貢(マガジンX編集長)

 

マガジンX
スポンサーリンク