全長プラス115mmで後席と荷室が広くなった新型CX-5、欧州で先行披露

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発売に先がけてマツダがヨーロッパで新型CX-5をアンベールした。

CX-5は12年に初代が発売されて以来、100以上の国と地域に出荷されて累計販売台数は450万台を超え、いまや同社を支える屋台骨へと成長した。

3代目にあたる新型CX-5の開発コンセプトは「新世代エモーショナル・デイリーコンフォート」。KODOデザインと人馬一体の走りに磨きがかかり、キャビンの広さや使い勝手、乗り心地、静粛性といった点が進化したという。

写真を見る限り、エクステリアはキープコンセプトで、一見してCX-5とわかる容姿に仕上がっている。フロントにはダブルL字のデイライトが用いられ、グリル両脇には黒ガーニッシュが備わっている。

リアにはCX-60似の薄型コンビランプが配され、バンパーは広範囲にわたって黒ガーニッシュで覆われている。また、CIマークに代わって流行りのバラ文字が採用されている点も要チェックだ。

ボディサイズは4690mm(現行モデル比プラス115mm)×1860mm(同プラス15mm)×1695mm(同プラス10mm)<数値はいずれもヨーロッパ仕様>。全長4740mmのCX-60との差は50mmまで縮まった。
これによってリアドア開口部が拡大され、後席の居住性とラゲッジスペースが広がった。また、リアシートは4:2:4に分割されていて長尺物の積載性が向上した。

内装ではドライバーとの対話において重要な役割を果たすインターフェイスが刷新され、コネクト技術や運転支援デバイスも進化。インパネ中央には大きなインフォテイメント画面が備わり、センターコンソールのダイヤルスイッチが姿を消した。タッチスクリーンおよび音声コマンドによる操作が前提にされているようだ。

CX-60ゆずりのタン×ブラック、ピュアホワイト×ブラックの配色によって上質な雰囲気が演出される。

欧州仕様に搭載されるエンジンは2.5L直噴ガソリンの1種類で、2Lガソリンと2.2Lディーゼルターボは用意されない模様だ。このエンジンにマイルド・ハイブリッド機構が組み合わされる(すでにヨーロッパでは現行モデルでマイルドHEV化されている)。
開発中のスカイアクティブZとマツダ独自のハイブリッド機構は27年中に導入される予定だ。

この新型CX-5は年末にヨーロッパで、その他のマーケットでは26年に発売される予定だ。

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