プリウスのマスタード色、北米にも投入。その名も「からし色」

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22年秋のワールドプレミア時に注目を集めた現行プリウス。低く構えた流線型のフォルムを彩るイメージカラーとして新開発色のアッシュとマスタードのソリッドカラーが起用され、ステージ上でインパクトを放ったことを覚えている人も多いだろう。

ただ、日本と並んで大きな市場である米国にマスタード色を投入する計画はなかった。当時の取材で担当者は「アメリカではイエローキャブ(タクシー)のイメージが強い色だから」との理由を述べていたのが印象的だった。

しかし、トヨタ自身が「米国でもイケる」と感じたのか、ユーザーから「あの色を売ってほしい」との要望が多かったのか、2025年モデルでアメリカにも投入されることが公表された。しかも色名は日本文化を感じさせる「Karashi(からし)」だ。

Karashi色は新たに追加される新グレードのナイトシェード専用色としてラインナップされる。このグレードは19インチアルミホイールやエンブレム類、シャークフィンアンテナ、ドアハンドルなどがブラックに仕立てられて引き締まった印象が演出される。

国内ではマツダや三菱がブラック外装パーツ採用モデルを特別仕様車として販売してきたが、トヨタは北米で各車にラインナップにしているにもかかわらず、国内投入には消極的だ。はたして国内向けプリウスでは実現するだろうか。

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