スズキの登録車ラインナップからエスクード が消えた。現行4代目は15年から輸入販売され、1.4Lターボの追加を経て最終型には1.5Lハイブリッドが搭載されていた。ハイブリッド仕様への切り替えに伴って21年にも一時的に国内販売が中断された時期もあったが、今回は完全に終売である。88年にアーバン・クロカンとして登場してから36年を経てブランドに幕が下ろされた。
また、マガジンXの調査ではイグニスもまもなく生産終了を迎えることがわかっている。
このままではスズキの商品群は淋しくなってしまうが、代わりに新しいクロスオーバーSUV導入に向けた検討が進んでいる。そのクルマの名はフロンクス。先ごろホンダが国内導入したWR-Vと同じく、インドで生産されている。
フロンクスには軽量プラットフォームのHEARTECT(ハーテクト)が使われていてモノコック構造に仕上がっている。ボディ寸法は3995mm×1765mm×1550mm、ホイールベース2520mm、最小回転半径4.9m。クロスビー(3760mm×1670mm×1705mm、ホイールベース2435mm、最小回転半径4.7m)より大きく、エスクード(4175mm×1775mm×1610mm、ホイールベース2500mm、最小回転半径5.2m)より小さな寸法で、もし国内導入されたらクーペ風のフォルムがコンパクトSUV市場でインパクトを放つだろう。
明日(4月25日)発売予定のマガジンX 6月号(電子版と紙の雑誌をご用意しているほか、書店や一部コンビニでもお買い求めいただけます)ではフロンクスの見どころを紹介し、国内仕様のパワートレインも予想しているので、是非ご覧ください。