web限定SCOOP!東京オートサロンでGRヤリスATモデル初公開へ

スポンサーリンク

来たる1月12〜14日に千葉県・幕張メッセで開催される東京オートサロンにて、トヨタがGRヤリスの改良モデルを先行披露することがわかった。
IMG_1396

3月21日(諸般の事情で変わる可能性あり)の正式発表に先がけてアンベールされる改良版にはGR-DATと呼ばれるオートマチック・トランスミッションが新設定される。グレード名はRZ-Hか。これにより、老若男女を問わず広いユーザー層を受け入れて販売台数を維持する狙いだ。併せてスペックも向上か。

さらに、2024年WRCラリー第1戦がモナコのモンテカルロで行われる際、オジェ・エディションとロバンペラ・エディションの2つがアンベールされる予定だ。その名のとおり、セバスチャン・オジェとカッレ・ロバンペラが開発に携わった特別なモデルで、23年東京オートサロンにコンセプト版が出展されたことを覚えている人もいるだろう(写真下)。
市販版はGRガレージを通じて各100台が抽選販売される。抽選のエントリー受付は正式発表される3月に始まる。
IMG_1432IMG_1435
この改良版に対する消費者の期待感を高めるため、トヨタは3回にわたってメディア試乗会を開催して情報発信を促す。1回目はすでにサーキットで行われ、2回目は2月頃に雪上で、3回目は春に公道で実施される計画だ。

 GR_RSfr参考までに、GRヤリスのグローバル販売台数は2万5000台を超えてホモロゲ取得の条件を満たしている。地域別の販売内訳を見るとヨーロッパが約45%、国内が約41%、オセアニアが約8%。

トヨタは1.6L直3ターボ搭載のRZより、手頃な1.5L直3・NA搭載のRSのほうが売れると予測していた。しかし、実際にはトップグレードのRZハイパフォーマンスが最量販モデルとして支持され、見通しよりも上振れしている(販売構成比は約48%)。言い方を変えれば、消費者はNAエンジン搭載の「なんちゃってモデル」ではなく本格的なスポーツモデルに興味を示しており、トヨタは「高額モデルがそこまで売れるはずはないだろう」と読んでいた。
国内ユーザーの年代別比率は20代が約11%、30代が約9%、40代が約23%、50代が約28%、60代が約14%で、元気な中高年の潜在需要があった。
下取り車の内訳は60%がトヨタ車だが、一方で40%は他メーカーからの代替え。下取り車トップ5は1位:スイフト、2位:フィット、3位:インプレッサ(ハッチバック)、4位:デミオ、5位:ムーヴで、9位にWRX、10位にインプレッサ(セダン)がランクインしているという。

このようにモータースポーツやスポーツカー好きに支持されているものの、まだ消費者の間ではイメージが希薄なようだ。イメージ調査の結果を見ると:
1位:スポーティ(約29%)
2位:モータースポーツ直系(約21%)
3位:とくにイメージなし(約19%)
といった具合で、約2割の人はGRヤリスに対して具体的なイメージを持っていない。
参考までに他のスポーツ系モデルの調査結果も並べておくと:
GRスープラ
1位:スポーティ(約42%)
2位:モータースポーツ直系(約20%)/かっこいい(約20%)

GR86
1位:スポーティ(約43%)
2位:運転が楽しい(約29%)
3位:かっこいい(約23%)

BRZ
1位:スポーティ(約42%)
2位:運転が楽しい(約24%)
3位:モータースポーツ直系(約21%)

WRX
1位:スポーティ(約34%)
2位:モータースポーツ直系(約32%)
3位:運転が楽しい(約22%)

スポンサーリンク