いすゞの片山氏、次期自工会会長就任

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昨日の自工会会長会見に出席していました。「オールジャパン」で課題解決と競争力強化に取り組む。協調分野では二輪四輪、大型小型の境目なく新体制の正副会長がリーダーシップをとっていく。

片山さんが選ばれたのは「副会長の議論の末」と、豊田会長は自分に近い片山さんが選ばれたのは現執行部の「総意」であり、章男氏の意向ではないことをことさら強調していました。

が、強調されればされるほど懐疑的になるのが記者の常です。片山さんの業界団体トップとしての能力は未知数です。まぁ、これはこれとしても大型車メーカー日本トップのいすゞであってもグローバルでは5位です。世界に対する影響力も大きくありません。乗用車生産を捨てた歴史もあります。

「トラック2024年問題」は重要課題ですが、政治や行政、労働団体、自動運転関連企業などの異業種と丁々発止やれるのか。

業界団体と言っても乗用四輪車メーカーが質と量ともに圧倒的なシェアを握る日本の自動車業界にあって、ホンダ、日産の協力をしっかり得られるのか。来年以降、蓋を開けてみないとなんとも言えません。

トヨタ自動車の意向により、会長職の業界最大手3社持ち回りを事実上廃止し、章男会長が異例の長期政権となったことは、自動車担当記者の間では「公然の秘密」です。不祥事の続いた日産はともかく、今回、ホンダが業界団体の会長職を務めることに消極的だったのが気がかりです。

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