ビッグモーターは相変わらずのらりくらりとした態度で非難の嵐が通り過ぎるのを待つ戦術を続けている。
昨日には謝罪と役員報酬返上、調査報告書の「公表版」がウエブサイトに公表されたが、損保業界関係者をはじめユーザーの受け止めは概ね冷ややかだ。実際、オーナー会社の社長が報酬返上しても経済的な負担はいくらもないのは明らかだろう。
青沼弁護士、佐藤隆太さん、六本木ヒルズのオーナーである森ビルにも確認した。
https://www.bigmotor.co.jp/lib/news/news_list.php?id=694&page=
●ビッグモーター(BM)特別調査委員会の委員長を務めた青沼隆之弁護士に連絡を入れている。本日もご本人と話せなかった。秘書には「BMの公表版は調査報告書の全てか。青沼さんにはダイジェスト版や公表版を公表するにあたって相談はあったのか」と投げた。返事はあるだろうか。
●お世話になっております。
弊社宛にお送りいただいた質問に対する回答を以下に記載いたします。
【回答】
現在、関係先に解除協議中です。
よろしくお願い申し上げます。
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株式会社ケイファクトリー
●ビッグモーターがテナントとして入居している六本木ヒルズのオーナーである森ビルは「契約については答えられない」とした。
本日はビッグモーターに詳しい人たちと話す機会があった。一人は「BMが新しい体制で出直すようになるまで徹底的にやる」と話した。記者の取材では関係当局もBMに対して行政罰を下せるかどうか検討しているようだ。
さらには刑事告訴を検討する人たちも現れた。BMの逃げ得は最早難しいということに兼重宏行社長、宏一副社長は気がつくべきではないだろうか。
取材・文/神領 貢(マガジンX編集長)