1月の東京オートサロンで初公開されたデリカミニが正式デビューした。税込み価格は180万4000〜223万8500円で、販売は5月25日に始まる。月販目標台数は2500台。
デリカミニは三菱らしさ、すなわち『乗ってワクワクする』『生活を豊かにするツール』をめざした大空間ワゴンだ。力強いフロントマスクに加えて4WDモデルには15インチタイヤ＆ホイールと専用ショックアブソーバーが与えられている。左右別々にスライドさせられる後席や水拭き可能なラゲッジルーム、天井サーキュレーター、高速道路で運転を支援するマイパイロット、ヒルディセント・コントロールなどは前身のeKクロススペースから踏襲されている。
予約注文の段階ではターボエンジン搭載の最上級グレードであるTプレミアムが65％、次いでNAモデルのGプレミアムが21％を占めている。また、4WD比率はeKクロススペース時代の30％から大幅に増えて60％に到達。
営業担当副社長を務めている中村達夫さんは予約注文が9000台を突破し、販売店には三菱車を購入した経験のない新規ユーザーも多く訪れている旨を説明した。発売日までに全国532拠点の全ディーラーに試乗車を配備する予定で、中村さんは「それまでに現在の2倍の1万8000台と言わず、2万台の注文を獲得したい」と意気込みを語った。
新しい取り組みとして純正アクセサリーの充実とパッケージによる提案も見逃せない。明るいシルバー仕上げの外装パーツおよび赤いマッドフラップが目を引くワイルドアドベンチャー・スタイルと、ツヤありブラックの用品がコントラストの強いエクステリアを作り出すアクティブトーン・スタイルを用意。各パーツは個別に選んで装着できるが、セットで購入すると割引が適用されるのも朗報だ。
