オートバックス系の
BMW正規ディーラー「アウトプラッツ」
4WD車の速度計検査で不正855台
オートバックスの子会社で池袋、荻窪、練馬の3拠点を有するBMW正規販売店のアウトプラッツ(東京都豊島区・吉山 弘樹社長)が、国交省関東運輸局から不正車検で行政処分を受けた。
- 4WD車の速度計で正確な検査を行わなかった(855台)
- 検査員の証明を虚偽記載して保安基準適合証を交付した(665台)が処分の理由だ。
4WD車の速度計検査では、本来ならフリーローラーをセットする必要があるが、これを怠っていたと思われる。
関係者にコメントを求めた。アウトプラッツの広報担当者は、「事態を厳正に受け止め再発防止に努める。検査機器の能力不足等があった。メカニックへのノルマなどはなかった」。BMWジャパン広報部は、「昨年発生した不正車検以降、国交省からも(各社のサービス工場を) 点検するよう指示があったところ。BMW系列各社には注意喚起していたが、不正があったことは大変遺憾です」。親会社のオートバックス広報部は、国の行政代行機関としてあってはならないこと。厳粛に受け止め再発防止に努める」としている。
なお、不正車検の対象車について、同社が運輸支局への「持ち込み車検で再検査を受けている」(アウトプラッツ広報担当者)とのことだ。
取材・文/神領 貢(本誌編集長)
※写真は同社HPより抜粋。