新型アルト登場。「まだまだゲタを極めていきたい」と鈴木社長

スポンサーリンク

スズキが9代目にあたる新型アルトを発表した(発売は12月22日の予定)。税込み価格は94万3800〜137万9400円で、月販6000台をめざす。
alto_redalto_cockpit

alto_price

alto_enecharge軽量プラットフォームのHEARTECTにアルト初のマイルド・ハイブリッド機構が組み合わされ、WLTCモードは軽自動車トップの27.7km/Lを達成してエコカー免税(4WD車は50%減税)に適合している。価格を考慮し、アシスト機能を持たないエネチャージも用意されている。トランスミッションはCVTのみ。

パッケージングは2460mmのホイールベースをそのままに、Aピラーが起こされて前方視界を改善。また、全高を50mm上げることで前後席ともヘッドクリアランスが増やされた。室内幅も25mm増の1280mmに広がった。
alto_viewalto_cabin

使い勝手ではスズキ国内初のディスプレイ・オーディオを設定。7インチ画面にスマホを連携させてナビや音楽再生を行える。
一方、安全面ではサイド&カーテンエアバッグ、夜間の歩行者も検知するデュアルカメラ式のプリクラッシュ・セーフティを全車に標準装備。さらに、ヘッドアップ・ディスプレイと全方位カメラも用意されている。
alto_DAalto_DA2
alto_headup

alto_会見オンライン会見に臨んだ鈴木俊宏社長は「小さく軽くてCO2排出量の少ない軽セダンはカーボンニュートラルを支える役割が大きい」「42年前にアルトを47万円で発売したが、20万円くらいの物価上昇があるだろう。そこに環境と安全の法規対応を含めると94万円が適切ではないか?と考えている。初代にはエアコンもエアバッグもパワステもパワーウインドウもなかったのだから」「どういうクルマづくりがいいのか、もっと考えていく必要がある。現状の延長線上でクルマを作っていればいいという時代ではなくなった。新型アルトはまだ『夜明け前』で、次は『朝が来た』と言われるようなクルマを出したい。ゲタとしての存在を極めていきたい」と語った。
alto_会見2

スポンサーリンク