《次号予告》SCOOP!GR010市販化中止で3代目86と次期スープラにも余波

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GR_2carsトヨタがスポーツカー事業に注力してブランドイメージの引き上げに取り組んでいることは改めて説明するまでもないだろう。しかし、一方で思惑どおりに進まず、中止や凍結に追い込まれたプロジェクトも少なくない。

GRcancel例えばGR010ことWEC参戦マシンの一般向けロードゴーイング版にはシステム出力1000ps超のハイブリッド機構が搭載され、億単位の価格を掲げて売り出される予定でプロジェクトは動き始めていた。だが、市販車である以上、開発陣はさまざまな要件を織り込む必要に迫られていた。環境性能や安全性は当然ながら、快適性を高める作り込みと装備も欠かせないとの声も浮上し、気づけば当初のコンセプトでもあったスーパースポーツから随分と遠ざかっていたようだ。これが災いし、計画は凍結されて事実上のプロジェクト中止が決まったことを4カ月前に本誌マガジンXで独占スクープした。

公式ウェブサイトも開設して“上客”の獲得に乗り出していたGR010のロードゴーイング版は、こうして幻の1台になってしまった。二転三転して今後プロジェクトが再開される可能性もゼロではないが、いまのところ、その確率は極めて低い。そして、この決定がトヨタのスポーツカー戦略に大きな影響を及ぼす、との独占スクープをつかんだ。詳しくは明日(11月26日)発売予定のマガジンX 1月号(電子版紙の雑誌をご用意しているほか、書店・一部コンビニでもお買い求めいただけます)をご覧ください。
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