ルノーは保有していたダイムラー株の売却に成功した旨を発表した。これまで同社はダイムラーAGの株1.54%を保有していた。売却額は1株あたり69.5ユーロ(総額と11億4300万ユーロ=約1488億円)。提携関係は今後も維持される。
両社は2010年に相互出資を行い、乗用車や小型商用車用パワートレインの共同開発および共用、小型商用車での提携、ダイムラーからのインフィニティ向けエンジンの供給などを計画に掲げた。スマートとコンポーネンツを共有するRR方式のルノー・トゥインゴ、メルセデスベンツ・シタン(カングーのOEM版)、ルーテシアとAクラスで共用されている1.3Lエンジンは協業の成果である。