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スズキ車のストップランプ不点灯問題
ソケット代は型番に関係なく税別600円
現状で交換工賃とられるが無償化を要請!!
経年したスズキ車でブレーキランプ(ストップランプ)の不点灯が多発している問題。市場で受け止めに混乱があるので、改めてスズキ広報部に確認した。
現状でのディーラーの対応は、不点灯が発生した場合にソケットが1個600円、バルブもほぼ同額。交換工賃は1時間当たりのレバーレートが異なるので一概には言えないが、片側交換の工数15分、レバーレート6000円として1500円程度になる。
つまりバルブが正常でソケットを対策品に交換する場合は部品代と工賃で消費税別2100円程度になるわけだ。なお、ソケット代は10月1日以降、それまでの500円から600円に値上げされている。100円の値上げはエンドユーザーに発表されていなかった。
ディーラーによっては、バルブの状態を見た上で、ソケットに加えてバルブの交換をお客様に提案したり、切れていない方のソケットとバルブを予防措置として、「同時に交換しませんか」と提案する場合がある。ランプ不点灯が発生したら、ユーザー自身の判断で、ソケットだけ交換するのか、バルブも一緒に交換するのか、あるいは切れていない方のストップランプ&バルブも交換するのか、フロントマンやメカニックの提案に対して明確に返事をするようにしたい。
左右のすべてのバルブ&ソケットを対策品に交換する場合は、部品代600円×4点=2400円、工賃1500円×2=3000円の合計5400円程度(数字は目安)かかることを知っておこう。マガジンXに寄せられた情報によれば、いまでも在庫の未対策品を売りつけるお店もあるようだ。必ず対策品に交換してもらうよう念を押そう。
なお、マガジンXでは改めて、スズキ広報部に対して、「市場に混乱がある。いまでもスズキ車のランプ不点灯を目にする。市場措置を届出て、部品と交換工賃の無償対応すべき」と話しておいた。
写真は対策後のソケット部品。
取材・文/神領 貢