2018年12月に国内発売されたアルピーヌA110は導入以来の販売台数が600台に達し、14拠点の販売網と合わせて日本は同ブランドにとって世界で2番目に大きいマーケットとして重要視されている。
ヨーロッパで今春発表されたカスタマイズ・プログラム「アトリエ・アルピーヌ」が日本でもリリースされた。このプログラムには29色のボディカラー(61万4000円)、3種類のホイール&3色のホイールカラー(8万6000円)、4色のブレーキキャリパー(4万6000円)が用意されており、組み合わせによって約2万とおりものパターンから好みの1台を選ぶことができる(ホイールはグレードによって設定の制限あり)。各ボディカラーは全世界で110台ずつの販売に限られる。
また、欧州でバックオーダーが積み上がってしまったために日本への配車が中止された左ハンドル車が再び無償で選択可能になった点もポイントだ。
一方で今回のプログラムにはインテリアのカスタマイズは用意されておらず、今後、検討していくという。
選んだ組み合わせは公式ウェブサイトに開設されたコンフィギュレーターで確認できる。
事実上の受注発注に切り替わるため、納期は約8カ月に及ぶ見通しだという。現状でも部品の供給が軌道に乗らず、1日あたりの生産台数は当初計画を下回る20台程度で推移しており、このままでは採算の合わないビジネスにとどまってしまう恐れがあるため、生産拠点も含めていずれ何らかの見直しが入る可能性もありそうだ。