レクサスISのビッグマイナーチェンジ版、公開

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マガジンXでスクープしてきたレクサスISのビッグマイナーチェンジ版が北米でワールドプレミアされた。国内では秋に発売が予定されている。
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マイナーチェンジながら、走り味にも磨きがかかってステアリングやペダル類の初期応答だけでなく、これらを戻す時のコントロール性を高めることにも注力したという。具体的な例としてサスペンションのコイルスプリングは20%軽量化され、アームにはアルミが用いられて従来のスチール製よりも18%軽くなっている。同様にスタビライザーも17%軽量化。
2.5Lハイブリッドはエンジンとモーターの駆動力制御を変更。2Lターボ搭載車にはリニアなレスポンスをめざして最適なギアが選択されるアダプティブ制御が組み込まれた。
また、ラジエターサポート補強、フロントサイドメンバーへのスポット打点追加、Cピラーからルーフサイドにかけての構造最適化によってボディ剛性が高められ、操縦性アップだけでなく騒音と振動の低減にも貢献している。
まだ言及されていないが、21年には北米専用車として5L-V8搭載車もラインナップされる模様だ(マガジンXスクープ班調べ)。

エクステリアには小型軽量な薄型ヘッドランプユニット、張り出しの強い前後フェンダー、L字モチーフのリアコンビランプ、IS初の19インチタイヤ&ホイールが採用されている。これに伴って17インチは廃止。F-SPORTには専用のメッシュパターンがグリルなどに用いられ、リアスポイラーや専用ホイールで差別化。
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ちなみにボディは30mm長く、30mm幅広く、5mm高くなって4710mm×1840mm×1435mmに。マイナーチェンジなのでホイールベースは2800mmに据え置かれている。
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内装ではインフォテイメント系がSDL(スマート・デバイス・リンク)、Apple CarPlay、Android Autoに対応し、ドライバーに近づけられた10.3インチ画面にスマホを連携させられる(10.3インチ画面は北米向けではマークレビンソン・オーディオとセットオプション。国内仕様は未定)。また、ツートン配色の新しい内装カラーで広がり感を演出。化粧パネルにも新しいパターンが採用されている。
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プリクラッシュ・セーフティは単眼カメラとミリ波レーダーの性能が向上し、交差点右折時に前方から来る対向直進車や右左折後の横断歩行者も検知可能になった。レーントレーシングアシストは車線認識性能が改善されて半径の小さいカーブやトンネル内でも途切れの少ない運転支援を実現。
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なお、このISのワールドプレミアに関しては6月1日に「6月10日に披露する」と公言された後、同6日になって「世界情勢に鑑みて延期」となり、同12日になって改めて「16日に披露する」と右往左往した。

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