4月合併後の新社名は「トヨタモビリティパーツ」
マガジンXが昨年7月にスクープしたトヨタ系部品販売会社であるトヨタ部品共販33社と部品用品卸しのタクティー(名古屋市・新井範彦社長)の合併。今年4月1日に正式スタートするが、本誌は新会社の正式社名と新会社の初代社長の人事をスクープした。
新会社名は「トヨタモビリティパーツ」。新会社の初代社長には現トヨタモビリティ東京の代表取締役副会長である「吉武一郎氏の就任が内定した」(事情通)という。吉武氏は1979年トヨタ自動車工業入社。同社専務を経てダイハツ工業専務取締役などを歴任。1957年2月5日生まれの62歳。
新会社の本社所在地は現タクティー本社とトヨタ部品愛知共販(名古屋市熱田区)本社で機能別に別れた構成となる模様。タクティーが運営するカー用品販売事業の「ジェームス」もそのまま引き継ぐ。
総従業員数はトヨタ部品共販33社合計の9000人にタクティー500人を合わせ9500人の大所帯となる。合併後は管理部門などの統合により、営業部門への配置転換や総員削減を図るものと思われる。5月の系列ディーラー再編に向けて、まずは部品・用品の供給体制再構築は固まった。
なお、トヨタ自動車は、「新会社につきましては準備を進めているところですので準備が整い次第、発表させていただきます」(広報部)としている。
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取材・文・写真/神領 貢(本誌編集長)