病気を乗り越え演奏活動続ける 上松美香さんのアルパの音色に トヨタロビーコンサート参加者 みんなで幸せな時を過ごす

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9924A9E6-4941-4D2A-9BE5-2BB3B42CF3E1E8595649-2A9C-4B1E-93DB-D3875114496F 241728B3-DF88-4AB0-8A25-211B767160CB 489067C6-D806-4B6E-8FCA-AFFA29DECFE5 D3C9B90C-71F0-4704-BF2B-A45DA77E7F2910月24日の夜、今回で47回目を数えるトヨタロビーコンサートがトヨタ自動車東京本社で開催された。トヨタ従業員の皆さんの手作りで会を重ねているトヨタロビーコンサート。アルパ、フルート、ギターの協奏による優しい音色が場内に響いた。
 後半にはアルパ8台によるアンサンブルも披露された。
アルパを演奏してくれた上松美香(あげまつ みか)さんは、2016年に右手の親指が激痛をともなって動かなくなるフォーカスジストニアに罹患する。親指はメロディラインを弾く命の指とも言われている。それを失った時の落胆の気持ちは想像を絶する。だが、彼女は「アルパが好きって気持ちがずっとあって、いつか演奏できることを夢見て」、リハビリに取り組んだという。「これからも一生楽しく皆さんのたくさんの笑顔に出会うためにアルパを引き続けたい」と話してくれた。
まさにトヨタロビーコンサートのテーマである「START YOUR IMPOSSIBLE」の言葉通り不可能を可能にした意志の強い方と感じた。
フルート奏者の坂上 領(さかがみ りょう)さんも上松さんと同じ病を抱えている。「時間はあっという間に経ってしまいました。もう一度やりたいくらいです」。
ギターの助川太郎(すけがわ たろう)さんは「皆さまの温かい声援が嬉しかった」とそれぞれにコンサートを終えての気持ちを語ってくれた。コンサートに参加したお客様も幸せなひと時が過ごせて満足そうだった。
取材 文 写真/神領 貢(マガジンX編集長)
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