マツダCX-30受注開始

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マツダ3に続く新世代商品の第2弾、CX-30の予約受付が始まった。発売は2Lガソリンと1.8Lディーゼルターボが10月24日、2LスカイアクティブXが20年1月下旬の予定だ。国内での月販目標台数は2500台で、税込み価格は下記のとおり。

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都内で開催された報道発表会で丸本明CEOは「CX-5に続く、マツダを支えて牽引する重要な車種。国内とメキシコで生産を始め、追ってグローバルで生産する計画だ」と紹介した上で「マツダに接点のなかったユーザーにも触れて体験してもらいたい」と語った。価格設定が高めではないか?との質問に対しては「ユーザーの反応を見てみたい」と答えた。

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見どころは扱いやすい外寸と広い室内、そしてラゲッジスペースの広さだ。全長はCセグメント2BOXより短い4400mm未満で、全幅と全高は立体駐車場に入庫可能なサイズに収まっている。一方でシャシーの後ろ半分が設計し直されてホイールベースはマツダ3より70mm短縮されており、最小回転半径はCX-3と同じ5.3mにとどまっている。

ラゲッジスペースは国内でも普及しつつある欧米タイプの大きなベビーカーが収まる容量を確保。また、フロアはJサイズのスーツケースが2つ平置きできる寸法に、ハッチゲート開口幅は組み立て家具のパッケージに多い1m幅の箱が出し入れできる寸法(1020mm)に仕上がっている。

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チーフデザイナーの柳沢亮さんによると、ルーフを後ろ下がりに設計するとスポーティに見える反面、後席の居住性が犠牲になってしまう。逆にルーフの下がり具合を弱めると実用的な印象が強まって精悍さが薄れてしまう。そこで、CX-30ではウエストライン後端(バックウインドウ下端)を後方に引っ張ってDピラーの傾斜を強めることで流麗さを演出。また、ボディ下半分を取り巻く樹脂のクラディングパネルは幅広だが、これは上半分のボディをスリムに見せる効果を狙っての処理だという。左右に大きく張り出したリアフェンダーの存在も見逃せない。

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開発主査の佐賀尚人さん(左)とチーフデザイナーの柳沢亮さん(右)

主要スペック(XD-Lパッケージ)
●全長×全幅×全高:4395mm×1795mm×1540mm
●ホイールベース:2655mm
●車両重量:1530kg
●最小回転半径:5.3m
●パワートレイン:1.8L直4ディーゼルターボ(116ps/27.5kg-m)
●駆動方式:4WD
●トランスミッション:6速AT
●WLTCモード燃費:18.4km/L
●税込み価格:330万5500円(オプションを含まず)

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