GMとHondaの新会社、Fuel Cell System Manufacturingの経営体制について

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GMとホンダは、2017年1月3日に設立した燃料電池システムを生産する合弁会社FCSM Fuel Cell System Manufacturingの経営体制を発表した。

新会社FCSMは、社長職を両社が持ち回りで指名する経営方法を採用しており、初代社長にはこれまでGM Operational Excellenceのディレクターを務めたSuheb Haq氏が就任。そして副社長には現在Hondaの執行役員でホンダオブアメリカマニュファクチュアリング・インコーポレーテッド 取締役社長を務める神阪知己氏が就任。両者は、合弁会社の生産における執行および監督を担う。GMとHondaは、社長と副社長の職を2年毎に持ち回りで指名する予定。

また、FCSMは両社が指名するそれぞれ3名の取締役からなる取締役会を設置。取締役会議長は両社が持ち回りで指名し、最初の取締役会議長は、現在Hondaで取締役 常務執行役員 四輪事業本部長を務める関口孝氏が就任予定。

FCSMは、自動車業界初となる先進の水素燃料電池システムを量産する会社で、ミシガン州デトロイト市の南に位置するブラウンズタウンにある、GMの既存バッテリーパック生産工場内に設置される。次世代の水素燃料電池システムは、2020年頃に量産が開始される予定で、今後、両社がそれぞれ発売する製品に搭載していくという。

日米で加速する兆しの燃料電池市場。どんな製品が誕生するのか気になるところだ。

Fuel Cell System Manufacturing,LLC 概要

設立: 2017年1月3日

所在地: 米国ミシガン州デトロイト市 ブラウンズタウン

出資比率: ゼネラルモーターズカンパニー 50%、本田技研工業株式会社 50%

投資総額: 8,500万ドル(GMとHondaの合同拠出)

社長: Suheb Haq(ソーヘイブ・ハック)

副社長: 神阪 知己(こうさか ともみ)

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