マツダの1Q決算減収大幅減益!通期見通し据え置く

スポンサーリンク
確報!
マツダの1Q決算減収大幅減益!通期見通し据え置く
ユーロ、豪ドルの為替損、一過性の品質費用を強調

マツダの今年度第1四半期決算は、売上高8489億円、前年同期比2.7%減、営業利益69.5億円、同78.8%減だった。

世界販売台数は同12%減の35.3万台にとどまった。なお、日米中で二桁の減少となった。
期初に発表した通期売上高3兆7000億円、前年同期比3.8%増、営業利益1100億円、同33.6%増は変えていない。
厳しい事業環境が続くが、台あたり利益の向上に全社一丸となって取り組むと藤本哲也常務は冒頭、締めくくりました。
質疑応答。
Q 業績についての感想は?
A 為替の影響がかなり大きい。ユーロ、オーストラリアドルの影響を受けた。一過性の品質費用、2008年当時のパワステのクレームで総額160億円について、判決が出たことで半分程度の追加費用が必要になった。
日本、北米、中国で販売台数が落ちた。量販価格帯、エントリー層で厳しいが正念場と思って頑張っている。
マツダ3は北米で新旧併売期間だった。セグメントも縮小した。コンスタントに3%程度のシェアは維持した。2.4万ドル以上の高価格帯は堅調。それ以下の量販価格帯は割高と受け止めているようだ。CX-30にどのようにつなげていくか、丁寧に売って行きたい。
Q どのように挽回するのか?
A 通期は据え置いたが、為替を見極めていく必要がある。5月の連休以降に円高が進んだ。適切なタイミングで見直した形の報告をしたい。一発逆転の手はない。確実にやっていく。
4月は競合車の影響で落ち込んだ。6月から7月にはCX-5は回復している。単価上げ、インセンティブの抑制でも台数は取れるた考えている。アメリカの収益は回復している。
Q 適切なタイミングで見直すとは?
A 据え置きの意味合いでは、当社は諦めていない。状況が見えてきたら見直す。
マツダ3は1Qの腹づもりに対して3000台程度未達となっている。どのように価値を訴求できるかの段階。数字についての評価はしていない。アメリカのセダンのマーケットはかなり厳しいのは事実。
Q 北米と中国について。
A 販売落ち込みとメキシコ工場の減産のため。在庫の調整が進むと販売は上向く。
中国は大幅な値引きか、新型車投入かでふたつに分かれる。下期は新製品を入れる。反転に期待している。
スポンサーリンク