日本自動車工業会は10月24日(木)〜11月4日(月・祝)までの12日間、第46回東京モーターショー2019を開催することを発表した。
今回のTMS(東京モーターショー)の会場は、東京オリンピック・パラリンピックを1年後に控え、東京ビッグサイトの西・南展示棟および青海展示棟での分散開催となる。そのため有明から青海までをつなぐ夢の大橋を含んだ約1.5㎞のシンボルプロムナード公園を「オープンロード」、TFTビル横駐車場を「ドライブパーク」、メガウェブを「フューチャーエキスポ」として無料エリアを設定。会場以外でもさまざまなアトラクションや体験コーナーを用意することで、クルマ・バイクの楽しさや未来のモビリティを感じさせる“モビリティテーマパーク”となることを目指している。
TMSに限らず従来型のモーターショーは世界的にも来場者数が減少傾向にあり、どのようにして新たな魅力を打ち出していくべきかという命題を突きつけられている。TMSでは今回が分散会場となることを逆手に取って、会場間をつなぐエリア全体をテーマパーク化し、そこには自動車産業だけでなくさまざまな業種とも連携し、日本のオールインダストリーでショーを盛り上げることで新たなショーのあり方にチャレンジしようとしている。
なかでも若年層など新規来場者を開拓するために高校生以下はチケット無料とし、クルマやバイクの楽しさに触れてもらう試乗体験やデモランなどに加えて、国内初のFAI公認(予定)のドローンレースを開催したり、eスポーツとしてPlayStationⓇ4用ソフト『グランツーリスモSPORT』の世界ナンバーワンプレイヤーを決める「FIA グランツーリスモチャンピオンシップ」のワールドツアー第5 戦の開催などを計画している。また、青海展示棟ではキッザニアとのコラボにより子供たちがクルマにまつわる仕事を体験できたり、メガウェブではパナソニック、NEC、富士通など61社の企業・団体が参加して近未来の先進テクノロジーが展示・試乗できるようにしている。会場間の移動については無料シャトルバスの運行を強化して輸送力を高めるとともに、シンボルプロムナード公園には電動キックボードなどのパーソナルモビリティを多数用意して試乗できるようにすることで、会場間の移動もアトラクションとして楽しめるようになっている。
開催概要発表の会見に出席したモーターショー特別委員会の長田准委員長は、「TMSが本来目指している技術ショーとしての軸はブレてはいない。例えばフューチャーエキスポでは日本の自動車メーカーとも連動しながら日本の産業界が一丸となってさまざまな先進技術を見せられると思う。しかし、これまでのショーは技術ショーとして少し理屈っぽかったこともあったので、今回は右脳に訴えかけるようなワクワクと楽しんでもらえるような提案にしている」と語った。
OPEN ROAD(シンボルプロムナード/無料エリア)
DRIVE PARK(TFTビル隣駐車場/無料エリア)
FUTURE EXPO(メガウェブ/無料エリア)
青海展示棟
■第46回東京モーターショー2019開催概要
会期:2019年10月24日(木)〜11月4日(月・祝)
10月24日(木):オフィシャルデー(開会式等招待者)/特別招待日(障がい者手帳をお持ちの人)
10月25日(金):プレビューデー 9:00〜14:00
10月25日(金)〜11月4日(月・祝):一般公開日
月〜土曜 14:00〜20:00
日・祝日 10:00〜18:00
会場:東京ビッグサイト西・南展示棟/青海展示棟、メガウェブ、シンボルプロムナード公園、TFTビル横駐車場など
入場料(税込):
プレビューデー入場券3,800円(2.5万枚限定) ※25日14:00以降も入場・滞在可
前売入場券1,800円
2DAYパス3,500円
通期パス6,000円
当日入場券2,000円
アフター4入場券1,000円(月〜土曜の16:00〜20:00)
当日団体入場券(20名以上)1,800円/1名
チケット販売:
オンライン先行販売:8月1日(木)10:00より下記にて販売開始。
東京モーターショーオフィシャルWebサイトwww.tokyo-motorshow.com、公式オンラインチケットサービス(etix)、セブンチケット、ファミリーマート(EVEVTIFY)、ローソンチケット、チケットぴあ、イープラス
通常販売:9月19日以降、各種取扱先にて販売開始。
入場券に関するお問い合わせ:
東京モーターショー東京ビッグサイト事務局 TEL:03-5530-1315 ticket-tms@tokyo-bigsight.co.jp
公式サイト https://www.tokyo-motorshow.com