東北自動車道・Pasar蓮田（上）が7月29日（月）13時にオープン

NEXCO東日本は、埼玉県内にある東北自動車道・岩槻IC〜久喜IC間にある蓮田サービスエリア（上り線）を現在の位置から東京方面に約2.5㎞移転し、Pasar（パサール）蓮田（上）にリニューアルして7月29日（月）13時にオープンする。それに先だって7月28日（日）には完成記念式典および内覧会が開催された。
Pasar蓮田（上）は、現在の蓮田SA（上）と比べて駐車マスを約3倍、商業施設の規模は約2倍にまで大きく拡張しており、NEXCO中日本の東名・海老名SAをも越えるNEXCO東日本では最大級のサービスエリアとなる。また、近隣地域からも入店できるように一般道側にも92台分の駐車場（駐輪場も別途完備）が整備され、JR蓮田駅を往復する無料シャトルバスもおよそ1時間に1本運行することで高速利用者以外の集客やJRとの交通利便性も確保している。
入店するテナントは計22店舗のうち11店舗が高速道路初出店、4店舗がNEXCO東日本管内では初出店となり、SA・PAでは初の青果、精肉、鮮魚で構成した生鮮ゾーン「旬撰市場」も展開。地元農家で収穫した野菜などを直売するほか、土産物コーナーの「旬撰倶楽部」では東北道上り線の最終SAということで埼玉の土産品だけではなく、宮城、福島、栃木など沿線地域の名物・銘菓なども取り揃えられている。フードコートは、より多くの人が利用できるようにNEXCO東日本最大規模となる約330席が設けられ、「翁の郷（うどん・そば）」、「ひのでや食堂（定食）」など地元の専門店を含めて6店が軒を連ねている。さらにレストランとしては牛タンの本場、仙台で有名な専門店「利久」も高速初出店している。
さらにPasar蓮田は、大規模な広域災害が発生した際には緊急出動機関の前線基地として活用できるように建物の耐震性を強化するとともに、フードコートの一部スペースには電源やWi-Fiを備えた共同災害対策室が設置できるような防災拠点化にも着手している。なお、スマートICについては今年中にフル化に向けた事業化を目指しており、Pasar蓮田（上）に出口・入口を作るとともに、現在ある上り線SAの敷地は下り線のSAと橋脚でつなげることで下り線も規模を拡大、こちらにも新たにトラックが出入りできる12m幅のスマートICを整備する計画となっている。

一般道からの駐車場は92台分。1時間無料で、施設を利用するとさらに1時間無料となる。

急速充電器は1基のみ。増設は今後のニーズを見て検討するとのこと。

■Pasar蓮田（上）の施設概要
オープン日時：2019年7月29日（月）13時
所在地：埼玉県蓮田市川島（現在のSAから東京方面に約2.5㎞）
駐車場：大型車127台（バス優先20台）、小型車352台、トレーラー5台、身障者マス7台、
※一般道側にも約90台を整備
トイレ：大型＋小型の2棟
敷地面積：13,800㎡（現施設：約3,800㎡）
フードコート座席数：約330席（現施設：約150席）
給油施設：24時間フルサービス
急速充電設備：1台

入店する店舗
＜高速道路初出店＞
レストラン：牛たん炭焼利休（牛タン専門店）、
フードコート：韓美膳（韓国料理）、鳥どり（鳥料理）
テイクアウト：日本橋一平（おでん・和食）、たいやき神田達磨（たい焼き）、MOMI＆TOY’S（スイーツ）
旬撰市場：フレッシュダイトー（青果）、ニュークイック（精肉）、魚の北辰（鮮魚）
ショッピング：鳥撰（鳥惣菜）、日乃本帆布（鞄・小物）
＜NEXCO東日本初出店＞
フードコート：伝説のすた丼屋（丼）、アンデルセン（ベーカリー）
ショッピング：PAOPAO（点心）、グラニフ（Tシャツ）
＜その他＞
フードコート：翁の郷（うどん・そば）、ひのでや食堂（定食・丼）、せたが屋（ラーメン）
ショッピング：旬撰倶楽部（土産・銘菓）、おこわ米八（おこわ）
カフェ：スターバックスコーヒー（7:00〜22:00）
コンビニ：ローソン（24時間）