アウディ・ジャパン新社長の下、A8発表

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新しいアウディA8とA7スポーツバックが揃って発表された。A7スポーツバックは9月6日に、A8は10月15日に発売される。税込み価格は前者が988.0〜1066.0万円(限定250台の導入記念車は1058.0〜1161.0万円)、後者が1140.0〜1640.0万円。

Audi A8 Audi A8 Audi A7 Sportback

9月1日にアウディ・ジャパンの新社長に就任したばかりのフィリップ・ノアックさんは初めての新型車お披露目の場で「ここ日本でアウディのブランドとビジネスを成長させていくことが私の使命」とした上で2車を紹介した。

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また、会場には本国から外観デザイナーのアマール・ファヤさんが駆けつけて「(80年代の)クワトロにインスパイアされた力強いホイールアーチと、キャビンを車体の中央に置くレイアウトが新しいアウディ・デザインのフィロソフィーである」と語り、壇上の2モデルにも反映されている旨をプレゼンテーションした。

両車に共通している見どころは3つ。
1)量産車で世界初となるレーザースキャナーを含めて23個のセンサー(ミリ波やカメラなど)が搭載されて精度の高い運転支援を実現。このレーザースキャナーは将来の自動運転レベル3を見据えて開発されたものだが、いま現在、まだレベル3が認可されている国はなくてアウディもそのレベルの自動運転技術は実用化していない。ノアック社長は「自動運転は全世界で同じ方向に向かって取り組んでいく必要がある」との思いを語った。

2)エンジン(A7スポーツバックは3L-V6ターボ、A8は3L-V6ターボと4L-V8ツインターボ)にはアウディ初の48Vマイルドハイブリッド機構が組み合わされている。22km/h以下でアイドリングストップし、エコモードを選択するとアクセルOFFで駆動系が切り離されて空走する仕組みなどが織り込まれている。ベルト式スターター&オルタネーターによって静か&スムーズに再始動するのも魅力的だ。


足まわりには後輪操舵機構をオプション設定。低速時には逆位相に操舵されて最小回転半径は5.3mに収まる。


また、19年以降にはレーザースキャナーとカメラが路面の凹凸を事前に読み取ってサスペンションを制御する機能が導入される予定だ。

3)センタークラスターには10.1インチと8.6インチのタッチパネル2個が配されている。上段は主に地図を、下段は主に空調パネルを表示。これまで採用されてきたダイヤル式コマンダーは廃止され、パネルの表示をフリックするなどスマホのように操作する方式に変わった。ひらがなや漢字にも対応した手書き入力は健在で、画面に直接書き込む方式に変更。

なお、16年1月から社長を務めてきた斎藤徹さんはアウディ・ジャパン販売の社長に返り咲くカタチで再就任した。「本国で組織変更があり、販売のことに詳しい人材をアウディ・ジャパン販売のトップに就けてほしいとの要望もあって今回の社長交代は決まった」(ノアック社長談)そうだ。

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