特報スクープ!! スバルに労基署が違法残業を指摘、 「自主的に是正措置講じた」と説明

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特報スクープ!! スバルに労基署が違法残業を指摘、「自主的に是正措置講じた」と説明

マガジンXが信頼すべき筋から得た情報によると、昨年の秋頃、スバルの開発部門において違法残業ではないかとの指摘が所轄の労働基準監督署からあった。群馬県太田市と東京都三鷹市にある開発拠点に対してだ。

事情通によれば、残業時間については、最近まで自己申告とされていて、現場は上司の顔色をうかがいながら、「残業枠内でしか残業時間を申告できなかった」(事情通)と言われる。残業時間管理が形骸化していた可能性が高い。この点をスバル広報部に確認した。

「昨年度に当局の指導の下、自主的に全社を対象として過去の労働時間調査を行いました。その結果、不適切な勤怠管理の実態があったことを確認し、結果として(給与が)未払いになっていたことが判明した部分については、時間外手当を支給するなどの是正措置を行っています」とのことだった。

スバルに限らず、開発部門などでの超過勤務は常態化していると言われる。「働き方改革」がいくら言われても、企業間競争が激しさの度を増し、エンジニアを中心に人手不足が解消されないままでは、見かけの残業時間を減らすために、仕事を自宅に持ち帰ったり、タイムカードを押さずに休日出勤などをする事例も後を絶たない。企業にとって人財はなによりの宝だ。こうした悪しき習慣の打破がいまこそ必要ではないだろうか。

 

取材・文/神領 貢(マガジンX編集長)

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