日産e-NV200にリーフと同じ40kWhバッテリーが用いられ、航続距離(JC08モード測定値)が300kmに伸びる。4月19日発表予定。
バッテリーの大容量化によってカタログ掲載の航続距離が190kmから300kmに増えるほか、パワープラグの給電時間も約8時間から約15時間(1000W)に向上する。
なお、バッテリーの容量アップに伴って充電時間が伸びてしまうため、車載充電器は3kWから6kWに変わる。6kW普通充電器を使えば満充電までに要する時間は現在と同じ約8時間で済む。ちなみに改良モデルを3kW普通充電器で充電した場合の所要時間は約16時間となる。ただ、充電器の設置費用が3kWの7万円から27万円(6kW)へと高額になってしまうのは悩みどころか。
装備面においてはオートライトを全車に標準化。ワゴンではナビにDVD再生機能やミュージックボックス機能が加わり、サイド&カーテンエアバッグも装備される。一方、バンにはプライバシーガラスとスライドドア開閉式ウインドウが追加装備される。
ボディカラーではイメージカラーに使われてきたリキッドブルーが廃止され、代わりにブリリアントブルーが登場。ブリリアントホワイトPがワゴンに加えてバンに設定されるのも朗報だ。
バンはエントリーグレードのVX(329.4万円)が廃止されて上級のGXに集約され、価格は30万円以上も上がる見通しだ。ワゴンは5人乗り(現在約444万円)が約15万円アップ、7人乗りが現行モデル(約476.7万円)とほぼ同額に設定される模様。
前述したように4月19日に発表されるものの、納期は9カ月以上かかる見込みで、初期ロットがスペインから輸入された後、追浜から出荷されるのは今年12月の予定だ。