マガジンXのお客様は読者の皆さまです!

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マガジンXのお客様は読者の皆さまです

スマホ全盛、活字離れの中、情報にお金を払う人が減った中、雑誌を続けるのは想像以上にしんどいことです。
とりわけマガジンXは広告がもともと少ない雑誌です。いまはカーベルさんとIBISさんのわずか2本。
創刊32年以来、一貫していますが、「お客様は読者」の信念のもと、普通のマイカーユーザーにとって必要があるかの視点で本づくりを続けています。
読者の皆様にマガジンXを買っていただくことだけで出版活動を続けるのは正直難儀します。紙、印刷代は言うに及ばず、記者、編集者の人件費からデザイナー、DTP代まで。ウェブサイトの維持も大変です。それでも皆様の応援がある限り現場に居続けたいと思います。読者の目となり耳となり足であり続けたい。
少々おこがましいのですが、自動車専門誌と言われるジャンルの中で、消費者側に立つ編集方針を貫くことは容易ではありません。クルマも情報もお金もメーカーに依存する部分が多いからです。
私がマガジンXに参加してから、来年で30年になります。この間、ずっとメーカーに言い続けてきたことがあります。
「モノづくりはユーザー本位の視点こそが大切でしょ!」
だとすれば、自動車雑誌にアンテナの役割を求めても良いのではありませんか?と。
クルマそのものは言うに及ばず、ユーザーが直面する行政、税制、自動車産業の動向を伝える。そして耳障りの良いべんちゃら記事ではなく、耳の痛い話も書く。
ユーザーの代弁者であり、メーカーにとって痛いことも書く。新車情報も批評もユーザー本位の視点で発信する。四半世紀かかって、少しずつではありますが、そうしたマガジンXの姿勢が認知されてきました。まぁ、それでも孤独ですが。

読者の皆様の支えが私の生きる糧です。応援ありがとうございます!

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