新型Q5にはMLB evoプラットフォームが使われており、全長と全高がわずかに拡大されたにもかかわらず、重量は60kg軽くなっているという。
搭載エンジンは22ps/20Nmアップを遂げた2Lターボ(252ps/370Nm)で、新開発7速Sトロニックとの組み合わせでJC08モード燃費は11%向上して13.9km/Lをマークしている。また、クワトロ4WDシステムは路面状況が優れている時にはプロペラシャフトとリアデフが切り離されてFWDで走り、走行抵抗が減らされて燃費と静粛性の改善に寄与。
なお、Q5の中で販売構成比25%を占めてきた高性能モデルのSQ5も併せてモデルチェンジ。こちらには354ps/500Nmの3L-V6ターボと前後トルク配分40:60のクワトロ4WDシステムが採用されており、887万円で売り出される。
12月以降にデリバリーされるモデルには、65km/h以下で走行中に加減速だけでなくステアリング操作もアシストされるトラフィックジャムアシスト付きクルーズコントロール(レベル2相当の自動運転)、ターンシグナルを操作しないまま車線から逸脱しそうになるとパワステが介入して戻す方向に力が働くアクティブレーンアシストが備わる。
このほか、メーターパネルにナビ画面が表示できるバーチャル・コックピットをオプションで用意。
横浜市内で行われた報道発表会にて斎藤徹・社長は「Q2の供給が追いついていない」などとして8月までの販売台数が前年より2%割り込んでいるものの、「受注ベースでは前年を超えている」「通年では(登録ベースで)前年超えを狙いたい」と説明した。
また、発表会には女優・歌手として活躍していてハリウッドデビューも果たした すみれさんがゲストとして出席。アウトドアレジャーのようなアクティビティに興味があり、最近のオススメとしてSUP(Stand Up Paddleboard)を挙げた。マーベル作品への出演など近況を話した後、「アウディはシックで大人っぽいブランド。私もアウディのようなタイムレスな(いつまでも色褪せない)女性をめざしたい」と語った。