サンバーリコール62万台!! 国は過去2度、スバルに行政指導していた!!
スバルが9月7日に、サンバー62万台を大量リコールした。しかも、クルマは最も古いもので平成11年式までさかのぼる。この間にユーザーが報告のあった不具合は実に403件。事故も1件確認されている。なぜリコールが遅れたのか。国交省とスバルに話を聞いた。
本日午前中、国交省審査・リコール課に取材した。以下は担当者の話の要約。「国にも不具合情報は上がっていた。(スバルに対しては)対応しろとは言っていた。平成25年、27年の2度にわたって指摘した。同じエンジン型式でプーリーの形状が異なる他車でのリコールが平成20年、23年に行われている。原因追求しないといけないが、(リコールに)時間がかかったのは間違いない。残存台数が減っているのに、不具合は減らない。お金を出したくないのではないか。素早い対応がお客様のためになる」とコメントした。
これに対してスバルは、「過去にステラ、R1、R2で(プーリーの)リコールを行った。同じ様な部品だが、サンバーは外側には出ない構造だった。が、サンバーでリングが車外に脱落した事例があったのでリコールした」(広報部)との説明があった。現在、当該場所に詳細を確認してもらっている。続報が入り次第、速報します。
http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_002720.html
取材・文/神領 貢(マガジンX編集長)