世界に先がけて新型リーフがワールドプレミアとして国内で発表された(国内発売は10月2日)。税込み価格は315万0360~399万0600円。
スピーチでダニエレ・スキラッチ副社長は「新型リーフは単なるEVではなく、日産インテリジェント・モビリティの象徴」として、eペダルやプロパイロットによるインテリジェント・ドライビング、ゼロエミッションのeパワートレインによるインテリジェント・パワー、V2H(ビークルtoホーム)に代表されるインテリジェント・インテグレーションの3本柱を挙げて「他社にこれら3つを満たしているものはなく、リーフだけ」と語った。
グローバルデザイン担当のアルファンソ・アルベイザ専務はクルマがワイドに見える工夫や、フロントのVモーションからフード、ボディサイドへと視線を導くデザインを紹介。
新型リーフには引き続きAESC製のリチウムイオン電池が搭載されているが、同じ体積のまま密度が高められて40kWhに。JC08モードでの航続距離は400kmに達したが、2018年にはさらなるバッテリー容量と航続距離を身につけたモデルが加わる計画だという。
前半のステージ発表が終わった後、半分に仕切られた会場奥ではラウンドテーブルという形式で前出の役員を囲んでの取材会が行われた。アルベイザ専務は「初代は世間にEVの具体的なイメージがない中、EVを提案したデザインだった。新型は日産デザインの先頭を行くクルマで、(他のクルマとは)別ものではない」として、フツーのクルマに仕立てたことを強調した。
なお、千葉県・幕張メッセで行われた報道発表会には国内のマスコミだけでなく、海外からも300人ほどの報道陣が招かれた。また、設営された大掛かりな会場を活かし、午後は優秀セールスマンを招いて表彰する会が開催された。