特報!!! ドゥカティ、一審敗訴後、控訴審で和解に応じる!!

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特報!!! ドゥカティ、一審敗訴後、控訴審で和解に応じる!!

マガジンXが2012年8月号、9月号、11月号の3号にわたって追及したドゥカティ車の車両不具合による重傷事故裁判。昨年夏、一審の東京地裁はドゥカティと車両を販売した梅田モータースに対して、連帯して被害者に922万円あまりを支払うよう命じた。裁判所がドゥカティ側の主張を退け、車両の不具合を認定した。これに対し、ドゥカティと梅田モータースは東京高裁に控訴していたが、先月、裁判所からの和解勧告を受け双方が和解した。事実上、一審の判決をドゥカティ側が受け入れた形となった。これについてドゥカティ・ジャパン、梅田モータースとも「コメントできない」「質問にはお答えできない」と口をつぐむ。

ただし、世界を相手にする自動車メーカーとして、製品の不具合が指摘された以上、被害者と同じ車両に乗っているユーザー(ライダー)の不安を払拭する作業をしなければならないのは当然だろう。「明日から20日まで夏休みに入る」(広報担当)とのことだったが、宿題を投げておいた。下記だ。一流の二輪車メーカーとして一流の回答を期待したいものだ。

●一貫してクルマ側に欠陥はないと主張してきたのに、原告側の主張を認める形でなぜ和解したのか。
●ボルテージ・レギュレータの不調が原因との一審判決を認めたのか
●「1098モデル」全体の欠陥を認めるのか。認める場合、ユーザーにどのように周知するのか。

以上3点についてコメントをお願い申し上げます。一審で敗訴し、控訴審で和解した以上、ライダーの運転ミスではなく、ドゥカティの製品欠陥であることを認めたと理解されます。世界で商売する二輪車メーカーとして誠意ある回答を希望します。

取材・文/神領 貢(マガジンX編集長)

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