今秋の発売に先がけてトヨタが新型レクサスLSを国内で初披露した。
3.5L-V6ツインターボ&10速ATが搭載されるLS500と、LCゆずりの3.5L-V6マルチステージハイブリッドがおごられるLS500hは ともに5235mm×1900mm×1450mmの堂々としたサイズを誇り、ホイールベースも3125mmに達する。新開発のGA-Lプラットフォーム採用。
安全デバイスでは従来のレクサス・セーフティ・システム+(プラス)に、自動ブレーキだけでは歩行者(やガードレール)との衝突が避けられない状況に陥るとステアリングにもアシストが働く操舵回避支援、ステレオカメラによって先行車の走行軌跡を追従するレーン・トレーシングアシスト、ウインカーレバーの操作に応じて周辺のクルマを検知して最適なタイミングで操舵と加減速を行って車線変更するレーン・チェンジアシストなどが追加されたレクサス・セーフティ・システム+Aを新設定。
また、後退出庫時に横からクルマが迫っていたり歩行者がいると認識した場合に自動的にブレーキを作動させるパーキングサポートブレーキも新たな装備として用意されている。
豊田章男・社長から「初代LSの衝撃を超えるクルマを」と発破をかけられてきたレクサス・インターナショナル・プレジデントの澤良宏さんは「レクサスは誕生してからまだ28年の若いブランド。日米ではジャーマン・ブランドと戦えるまでに至っているが、欧州や中国ではまだニッチな存在。今後も性能と個性を磨いて共感を得られるよう、認知されるように頑張っていきたい」と語った。