Andretti Autosportより2017年インディカー・シリーズに参戦している佐藤琢磨選手が、5月28日(日)に米国インディアナポリス・モータースピードウェイにて開催された第101回インディアナポリス500で優勝を飾り、翌5月29日(月)に表彰式が行われた。
インディ500は、F1モナコGP、ル・マン24時間レースと並ぶ『世界3大レース』のひとつとして知られ、日本人がインディ500で優勝したのは佐藤選手が初。佐藤選手は2010年の第94回大会から挑戦を続け、8回目のチャレンジでの栄冠。これにより、佐藤選手は賞金245万8129ドル(約2億7千万円)を手にした。
モータースピードウェイで当日レース観戦をしていたアメリカの友人は、最後までデッドヒートを繰り広げたレースに感動し、観客全員が佐藤琢磨選手の激しい走りに酔いしれていたという。なにしろ、1位と2位の差は02秒だったのだから。
まさかの日本人によるインディ500優勝。これで佐藤琢磨選手のポイントは234となり、トップのH.カストロネベスの245につぐもの(234は3名いて、佐藤琢磨選手は4位)。総合優勝も夢ではないかもしれない。今年の佐藤琢磨選手は注目だ。
佐藤琢磨選手のコメント
「本当にタフなレースでした。最後の5周、エリオは本当にフェアなレースをしてくれました。本当に素晴らしいレースでした。残り3周でエリオとサイドバイサイドになったときも、とにかく行くしかないと思っていました。まだ信じられないです。昨年までの4年間、私に素晴らしい経験を与えてくれたAJフォイトに感謝します。素晴らしい機会を与えてくれたマイケル・アンドレッティに感謝します。そして、26号車のチームクルー、エンジニア、ホンダ、パナソニック、とにかくみんなに感謝します。本当に凄いです。
アンドレッティという素晴らしいチームに、ただただ驚くばかりです。このチームを本当に誇りに思います。そして、ずっとサポートして下さったスポンサーのみなさん、信じて応援し続けてくれたファンの方々に本当に感謝します。この偉大な勝利を大変光栄に思います。本当にありがとうございました」。
決勝リザルト
レース
順位 | No. | ドライバー | エンジン | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 26 | 佐藤琢磨 | 200 | 3:13’03.3584 | |
2 | 3 | H.カストロネベス | シボレー | 200 | +0.2011 |
3 | 19 | エド・ジョーンズ | 200 | +0.5278 | |
4 | 8 | マックス・チルトン | 200 | +1.1365 | |
5 | 10 | トニー・カナーン | 200 | +1.6472 |