ボルグワーナーは、先進的なソレノイドバルブと摩擦材を使用してカスタマイズしたDualTronicのクラッチモジュールおよび制御モジュールを、長城汽車が自社開発した湿式デュアルクラッチトランスミッション向けに提供する。燃費改善とダイナミックなドライビングを実現するよう設計された、ボルグワーナーの最先端のデュアルクラッチモジュールおよび制御モジュールは、優れた耐熱性、拡張可能なトルク容量、調整可能な発進特性を備えているという。特別に設計されたGWMの7速湿式DCTは、最新の高級車ブランド「WEY」をはじめとする人気車種などに搭載されているそうだ。
ボルグワーナーのDualTronicクラッチモジュールは、2つの湿式クラッチを偶数ギアと奇数ギアのそれぞれにつなぐことで、動力伝達を妨げずに一瞬で滑らかなギアチェンジを行い、ドライビングを快適化。特殊設計のクラッチ溝を持つこのモジュールは、先進的なマルチセグメントの湿式フリクションマテリアルによる優れた耐熱性を備えているほか、トランスミッションの製品寿命の最後まで高いトルク容量と操作時の信頼性を保証。
コンパクトな油圧ソレノイドバルブを使用した制御モジュールは、クラッチだけでなくトランスミッションのギア切り替え機構も正確に制御し、ダイナミックなドライビング性能を実現。DualTronicテクノロジーは、コンパクトなモジュール設計で変速機のサイズや重量が抑えられているため、燃費の改善につながり、結果的に排出ガスを削減することができるという。