鈴木修会長、「生き残りをかけて研究開発に取り組む」

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鈴木修会長、「生き残りをかけて研究開発に取り組む」

スズキの前3月期決算は、売上高3兆1695億円、前年同期比0.3%減、営業利益2667億円IMG_2311 IMG_2313、同 36.5%増と、5期ぶり減収だったものの2期連続で増益を達成した。
四輪車世界販売台数は、前年同期比2%増の291.8万台と過去最高を記録した。年間配当は44円。

今期の売上高見込みは3兆4000億円、前期比7.3%増、営業利益2400億円、同10.0%減と増収減益を見込む。研究開発費、減価償却費が増加する。四輪車世界販売台数は前期比15.3万台増の307.1万台。インドは前期比8%増を目指す。
質疑応答。
研究開発費について。
トヨタとの関連にたいては、全般的に静かに進化している。2月6日に安全、環境、情報の三本の技術について提携進めると申し上げた。どこまで進んだかのコメント販売避けたい。ご指導いただいている。

鈴木俊宏社長がCEOに就任して1年経った。
中計は数字的には順調だが、次の100年に向けての土台づくりを掲げていたが、燃費不正が起こった。二度と起こらないように、社内を引き締めながらやっていかねばならない。チームスズキを掲げている。残り3年注力していく。

自動車産業は大変な変化がでてきた。マスキー法の排ガスの時もそうだった。まるで不可能に近い衝撃を受けた。当時と変わらぬ、それ以上の変化がおきている。安全、環境で。
将来の生き残りを賭けると、独自の道を歩むのは不可能。自力もひとつだが、ギブ&テイクでやっていく部分もあるのではないか。
中期5カ年計画の折り返し点というだけでなく、大変な変化が起きた。想像していなかったものが出てきた。
一生懸命努力して独自の道を歩んでいくしかないのかと考えている。

四輪の軽自動車、登録車、二輪車、船外機は進めたいと考えている。安全、環境、情報の各技術も捨てるわけにはいかない。ガソリンもディーゼルもハイブリッドも捨てるわけにはいかない。できるだけ小さいながらも研究開発費を増やして、そこそこやっていけるように。結果は分からないが、生き残りをかけてやっていくしかない。特色を活かしながらやっていく。
オートバイもようやく危機を脱した。全世界的に赤字だったが、インドネシアを除いて黒字になった。今年度はインドネシアも黒字になる。これからは拡大均衡を図っていける決意でいる。
スズキ独自の個性を活かしながら、アジアを中心に個性あるやり方をやっていきたい。

研究開発の考え方について。
売上高比率の割合が増えても、生き残ルためには10%になるかもしれない。環境、情報、安全技術図ってすべての面でやらなければならない。足らないのは教えを乞う。それができないなら脱落することになる。ありとあらゆる努力をする。
企業が存在する意味は研究開発で努力するしかない。

姿が見えないところで、あれもこれもやらなければならない。小粒の会社として取り組むことはやっていかなければならない。

軽自動車の市場環境変化について。
軽自動車だけではなく、競争のポイントは燃費から安全、自動運転に入ってきているのかなと思う。二輪車事業については、独自でやるが、その中で捨てるもの、踏ん張っていかねばならないものがある。
原付1種についても、スズキのとるべき道を決めたいと思う。

アジアでは小さい二輪車の主流が排気量150ccが移っている。50ccがどうなっていくかを考えると125や150ccが限界になるのではないか。

インド市場のリスクはないのか?
インドに限らず、インドネシアでもパキスタンでもタイでもハンガリーでも、どこにも問題はある。インドは13億の人口があり、2025年くらいには中国を追い越すのではないか。オートバイは年間2000万台くらい出ている。自動車が順調に伸びていくとはなかなか考えられない。いつ何時、成長が低下することを考えていないといけない。将来的には500万台、1000万台になるのだろうが、一本調子とはいかないかもしれない。環境、安全を考えても作れば売れるとは考えていない。
ニューデリーの空は北京よりもひどいのではないか。一本調子とはいかない。環境技術、安全技術、情報技術のでは新商品投入も考えていかないといけない。
デリーの街でみていると、オートバイの信号待ちの排ガスが問題。あっいう間に中国の大都市と変わらないスモッグの状況が意外に早く来た。環境対策の問題もある。一本調子にはいかない。つまらないことでつまずくことにもなりかねない。
トヨタとは基本的な分野でのことがある。具体的なことは失礼になる。抽象的で申し訳ないが、コメントできない。

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