日産は、高性能スポーツブランドである「NISMOロードカー」事業を拡大すると発表した。また、この戦略の基盤となる「NISMOロードカー」の車種ラインアップ拡充を支えるために、「NISMOロードカー」の企画・開発にかかわる機能を、日産グループの特装車両を手掛けるオーテックジャパン内に設立した。
日産は、ニッサンブランドのワクワク感と革新性を一層高める高性能スポーツ・サブ・ブランドとして、2013年に「NISMO」ブランドの日産商品ラインアップへの適用を始めた。
NISMOロードカーは、モータースポーツ活動から得られた多くの知見を、その運動性能やスタイリングに具現化し、かつ、より多くのユーザーにそのダイナミックでスポーティな走行を楽しんでもらえるように、信頼性や耐久性を日産純正品質で保証したファクトリーカスタムカー。
2013年1月の「ジュークNISMO」を発売以来、現在、日本では5車種（「NISSAN GT-R」、「フェアレディZ」、「ジューク」、「ノート」、「マーチ」）、グローバルで7車種（左記に加え「セントラ」、「パトロール」）を展開している。
今後日産は、「NISMOロードカー」を更に幅広く、各市場のコアとなる新たなセグメントにもバリエーションを広げていくという。その結果、「NISMO」ブランドの投入市場も、従来の日本、北米、欧州、中近東から、更に広げてグローバルに展開していくとともに、各地域における販売車種ラインアップも拡充。これにより、年間販売台数は、現在の1万5千台から将来的に大幅に拡大していくそうだ。
今回新たに設立された「ニスモ・カーズ事業部」には、日産、オーテックジャパン、ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル、その他日産グループの人財を結集した組織であり、従来以上に魅力的な商品をスピーディに開発することを目指すという。
また、同事業部にはマーケティング機能も備え、日産はもちろん、ニスモとも連携しながら、日産の販売店やショールームにおける「NISMOロードカー」への接触機会の拡大や、購入後のユーザーに車を更に楽しんでもらう体験機会についてもグローバルに拡大していく予定。
ニスモ仕様が憧れのブランドになる様に筋が通ったハイパフォーマンスカーを作ってほしい。
