スズキ、型式認定燃料電池二輪車「バーグマン フューエルセル」が公道走行を開始

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スズキは、車両型式等認定を受けた燃料電池二輪車「バーグマン フューエルセル」でナンバープレート(車両番号票)を取得し、公道走行を開始する。

昨年2月に国土交通省が公布・施行した道路運送車両法の燃料電池二輪車に関する保安基準に基づき「バーグマン フューエルセル」の車両型式を申請し、同年8月に型式認定を受けたという。

本年3月に18台の「バーグマン フューエルセル」のナンバープレートを取得し、公道走行を開始し、燃料電池二輪車の市場性の確認を行う。水素の充填については、静岡県と福岡県等に設置された水素ステーションを活用するそうだ。

スズキは、2006年より環境に配慮した燃料電池二輪車の開発に取り組み、軽量・シンプルな空冷式燃料電池を搭載した燃料電池スクーターで技術を蓄積してきた。

実験結果が良いものとなり、市販化に向けて計画がスムーズに進行することを期待したい。

バーグマン フューエルセル車の特長は以下の通り。

街乗りに適したスクーター「バーグマン200」をベースに、軽量・コンパクトな空冷式燃料電池を搭載。水素タンクをフレーム内にレイアウトし、これまでのスクーターと同様のスタイルを特長としている。

モーターを駆動させる主電力に燃料電池を使用し、加速時のアシストと、モーターからの回生電力を回収して燃費を向上させるために、リチウムイオン二次電池を搭載するハイブリッドシステムを採用。燃料タンクは700気圧 圧縮水素で、モーターはリヤホイールに内蔵した高出力インホイールモーターを採用。航続距離は時速60kmの定地走行で、120kmの航続距離(スズキ社内テスト値)を実現している。

 

 

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