GMは、このほど女性の活躍を推進し、女性リーダーを育成するための継続的なセルフラーニングプログラム「ウーマン・イン・アクション」を導入した。
この「ウーマン・イン・アクション」は、日本を含む125カ国の全女性社員、約18,500名を対象としたグローバル・プログラム。「すべてのレベルの女性社員に効果の高い継続的なセルフラーニングプログラムを提供すること」「女性社員が手軽にアクセスできるリーダーシップスキル向上と社会進出している女性特有のチャレンジについてのトレーニングを提供すること」を目的とし、自己ペースで進められるEラーニング形式を採用。2017年3月6日から月1回、1年間で12回にわたって実施。コンテンツ内には自己診断、ビデオ、OJTでの実習などが含まれ、男性社員も希望すれば履修可能となっている。
GMはこれまでにも、米国の非営利団体「Girls Who Code」への女性エンジニア育成のための資金援助25万ドルの提供(2017年1月)や、女性の再就職を支援する12週間の有給インターンシップ・プログラム(2016年7月)、さらにその該当職種の拡大(2017年1月)、グローバルGM女性リーダーシップ サミットの開催(2015年6月)などGM初の女性CEO、メアリー・バーラ氏のもと、女性の活躍をサポートするための施策に積極的に取り組んでいる。
今回の教育プログラム導入に伴い、女性社員の意識改革、活躍支援をより大きなスケールで推進し、多くの優秀な女性リーダー育成を目指していくそうだ。
なかなか興味深いラーニングプログラム。過去に男性用もあったのか気になるところ。
セルフ ラーニングプログラム「ウーマン・イン・アクション(Women in Action)」概要 開始日:2017年3月6日
対象者:GMの全女性社員約18,500名(ただし希望する男性社員にも開放)
頻度・形式:月1回、1年間で計12回 Eラーニング形式
対象言語:英語
ラーニングコンテンツ・テーマ:
- 女性特有の偏見を理解する
- 影響力を構築する
- 自信を醸成し、完成度を高め、タフネスを身に付ける
- ワークライフバランスの構築
- 同僚・部下の才能を伸ばす育て方
- 自身のコミュニケーション体制の構築
- 協力体制の構築
- 自己演出スキル(セルフプロモーションの方法)
- 自身の存在価値を高める
- キャリアを考える上でメンター・ロールモデルをもつことの重要性
- キャリアリスクを取る/飛躍するためのリスクを取ること
- パフォーマンスをあげるための組織変革