富士重工業は、タンチョン・グループ傘下のTCMA TH （TC Manufacturing and Assembly Co., Ltd.）と合弁会社を設立し、タイでのノックダウン生産を開始する予定。
現在、東南アジア地域でのスバル車生産は、マレーシアにあるTan Chong Motor Assemblies Sdn. Bhd.の工場にて、SUBARU XVおよびフォレスターの2車種についてCKD生産を行っているという。
このたび、今後の東南アジアビジネスにおけるスバルの競争力強化と更なる成長に向けて、TCMA THが74.9%、富士重工業が25.1%を出資して、2017年2月に合弁会社「Tan Chong Subaru Automotive (Thailand) Co., Ltd.」を新たに設立し、タイでのCKD生産を開始する予定だという。なお、生産開始は2019年を目指しているそうだ。また、マレーシアでのCKD生産は継続し、販売も現在と同様に、タンチョン・グループのスバル販売網を通じて販売していく予定。
富士重工業は、2014年5月9日に発表した中期経営ビジョン「際立とう2020」において、強い事業構造を創る取り組みの1つとして、東南アジア地域での強固な事業基盤の構築を掲げている。今回の合弁会社設立により、成長著しい東南アジア地域においても、スバルの「安心と愉しさ」を提案し、スバルブランドの強化と拡販を目指していくという。
スバルの世界販売拡大戦略は着々と進んでいるようだ。
