ブリヂストンの技術センターと東京AP製造所は、エコ通勤に関する取り組みが評価され、国土交通省より「平成28年交通関係環境保全優良事業者等大臣表彰」を受賞した。エコ通勤とは従業員の通勤手段をマイカーから公共交通や自転車などに転換することを促す取組みのことで、本表彰は、国土交通省が交通関係で環境保全活動に積極的に取り組んでいる事業者等を表彰するもの。
ブリヂストンの技術センターと東京AP製造所では、2011年よりエコ通勤の取り組みを推進しており、自転車通勤者用の駐輪場やロッカー室等の整備、在宅勤務制度の導入など、通勤環境と制度の両面から整備を進めてきた。その結果、現在では同事業所の8割以上の従業員がエコ通勤を実施しており、通勤時に発生する年間CO2排出量の削減に貢献。このような取り組みが評価され今回の受賞につながったものと考えているという。
ブリヂストングループは2050年を見据えた「環境長期目標」を掲げ、グループ全体で事業と環境の両立を目指しているそうだ。その中で「CO2を減らす」活動に取り組んでおり、2020年に向けた中期目標を掲げ、商品・サービスとモノづくりの両面で確実に削減を進めているそうだ。エコ通勤の推進はその一例。
従業員の通勤問題は、企業の立地や公共交通の便利さなどが大きく係っていると思う。エコ通勤も大切だが、従業員に余計な負荷がかかっていなければいいが。