ヤマハと富士重工業は、富士重工業の一部汎用エンジンの技術資産と、米国販売会社の譲渡について合意し、契約を締結した。
富士重工業が2017年9月末をもって汎用エンジン等の生産・販売を終了することから、2017年10月1日の譲渡完了に向けて、両社で協議を進めていくという。
具体的には、大型発電機や大型芝刈り機などに搭載される、富士重工業の汎用エンジン「EH Vツインシリーズ」の3製品(EH65、EH72、EH65V)の技術資産を、YMPCヤマハモーターパワープロダクツへ譲渡。これにより、YMPCは汎用エンジン「EH Vツインシリーズ」の国内外での販売が可能となる。
米国販売会社の譲渡については、富士重工業の子会社であるSubaru Industrial Power Productsの全株式をYamaha Motor Corporation, U.S.Aへ譲渡。これにより、ヤマハは北米における富士重工業の汎用エンジン事業のアフターサービスを継承するとともに、北米での特機事業をさらに強化していくそうだ。
スバルとヤマハはともにトヨタ系列であるために、話もスムーズにいったと推測される。今後もこういった譲渡等の契約が加速するかもしれない。