慣れればアクセルペダルだけで運転できるノートe-POWER

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11月2日、リーフで培った技術を活かして開発された日産ノートe-POWERが発表された。このパワートレインは国内で広く普及しているハイブリッドカーとは異なり、あくまでも電気モーターだけで走る、ピュアEVに近い存在だ。

ボンネットフードの下にはエンジンが搭載されているものの、駆動用に稼働するのではなく、発電に徹する。駆動用モーターはリーフから流用されていて109ps/25.9kg-mをマーク。エンジンにはガソリン車と同じHR12DE型1.2L直3が使われている。

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実際に公道に出ると、ほどなくしてエンジンは始動する。それもそのはず。e-POWERのフロントシート下に搭載されているリチウムイオン電池の総電力量は約1.5kWhで、リーフ(30kWh)の20分の1程度だから。発電用エンジンが備わっているため、大容量の電力を貯めておく必要がなく、最小限の容量に抑えられているというワケだ。日産自動車・商品企画本部で国内向けノートを担当している青木さんは「バッテリーの容量は価格との兼ね合いもあるが、パッケージングを犠牲にせず、限られた搭載スペース(フロントシート下)に収まるほぼ限界に近い量」と説明する。

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このノートe-POWERにはドライブモードが3段階に切り替えられる機構が備わっている。ガソリン車と同じ感覚で運転できるノーマルモードは購入したてのユーザーに親切なモードと言えよう。一方、いっそう強い減速力が得られるSモードとECOモードはe-POWER特有の運転感覚に慣れてくると使いやすく、ブレーキペダルに頼ることなく停車することもできてラク、しかも便利だ。まさに日産が提唱する『ワンペダル感覚』そのものである。

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販売店の近くを一周する程度では慣れないかもしれないが、日産では「ひと踏み惚れ」と称したキャンペーンを開催している。実際に試乗すれば従来のガソリン車やハイブリッドカーとの違いが実感できるはずだ。

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