GT500、GT300クラスの優勝選手。左から関口雄飛選手と国本雄資選手、松井孝允選手と土屋武士選手
横浜ゴムのADVANレーシングタイヤ装着車が10月8日から9日にタイのチャーン・インターナショナル・サーキットで開催されたSUPER GT第7戦のGT500、GT300両クラスでポール・トゥ・ウィンを達成した。
GT500クラスで優勝したのはRACING PROJECT BANDOHの「WedsSport ADVAN RC F(ドライバー:関口雄飛選手/国本雄資選手)」で、ヨコハマタイヤ装着車は第4戦に続くGT500クラス勝利となった。GT300クラスではVivaC team TSUCHIYAの「VivaC 86 MC(ドライバー:土屋武士選手/松井孝允選手)」がタイヤ無交換作戦で優勝を果たした。
ポールポジションスタートとなったGT500の「WedsSport ADVAN RC F」は、スタートドライバーの関口雄飛選手が安定的かつ攻めの走りでトップを独走し、30周目には後続との差を10秒に広げて、国本雄資選手にバトンを渡す。暫定6番手スタートなった国本雄資選手は38周目に1位に復帰し、40周目には2位との差を約13秒に広げ独走態勢。終盤には後続車の猛追をうけるが、3秒差でチェッカーフラッグを受けた。
同じくポールポジションスタートとなったGT300の「VivaC 86 MC」は、ファーストドライバーの土屋武士選手がスタート直後にトップを奪われるが、無理のない走りで30周目に2位でピットイン。タイヤ無交換でバトンを受け取った松井孝允選手は全車がピットインを終えた時点でトップに返り咲き、終盤に後続車の急接近を許すも1.1秒の僅差で逃げ切り優勝。
なお、同クラスは2位もヨコハマタイヤ装着車が獲得し、ヨコハマタイヤ勢がワンツーフィニッシュを達成した。
レーシングカーというと、エンジン性能などクルマのポテンシャルに目が行きがちだが、タイヤに注目してレースを見てみるのも面白