本日、都内で開催されたダイハツの新型軽乗用車「ムーヴ・キャンバス」の報道発表会は2部構成の展開だった。
まず第1部では上級執行役員の上田亨さんやブランド・DNA室の北野恵睦さんが投入の狙いを中心に説明。プレゼンの中では同社が近年、男性向け 商品を強化してきた反面、女性向け商品が手薄になって未婚女性のシェアが低下していることが言及された。キャンバスが両親と同居している未婚女性をメイン ターゲットに開発されたことも紹介。
軽自動車の販売は長らく前年割れが続いているが、専務執行役員の松下範至さんは「消費税アップ、軽自動車税アップが負担になっているとの声が多 い。数千円の差ではあるが、ランニングコストとして(ユーザーにのしかかる)負担は重い」と現況を説明した上で「これまでとは違う軽自動車の良さを出して 市場を活性化させていきたい」と語った。
国内販売を統括している執行役員の成瀬修さんは「上級クラスから軽自動車へのダウンサイジングは以前ほど多くはなく、今後は軽自動車の代替えが中心になっていくだろう。軽自動車の新しい機能や魅力を打ち出していきたい」と述べた。
場所を変えて行われた第2部では世代&トレンド評論家の牛窪恵さんが最近の女性に見られる消費の傾向などを解説。「自分磨きや自己投資に意欲的」として『育自ウーマン』と名づけた。
また、CMキャラクターを務める女優の高畑充希さんを交えてキャンバスの特徴がデモを通して紹介された。高畑さんは「色とデザインがカワイイ。『もう少し こうだったらイイのに』を叶えたクルマ」との感想を残した。