ASV性能の街頭検査の可能性に言及!
本日、国交省技術政策課からレクを受けた。大型車の安全性能強化については、来年度も普及促進を図っていくこと、まずは新車装着を後押ししていくこと、さらに、運転手になんらかの異常があった場合に、乗客による押しボタンでの車両停止から、将来は自動車自身が自動で安全な場所に停止できるようなガイドラインを設けて、普及を促していくことを検討していることが明らかになった。
自動車アセスメントについては、来年度から歩行者保護性能、夜間の自動ブレーキ性能も試験項目に加わる。「試験項目を順次増やしていくことでリアルワールドでの安全性能も高まる」と説明する。安全性能試験では韓国、中国でも性能向上に資するよう取り組んでいる模様で、「安全性能面で日本がトップに建ち続けられるよう取り組んでいく」と決意を話してくれた。
JNCAPでは、記者の「試験対策が行き過ぎてリアルワールドでの性能が疎かにされていないか」の質問に対して、燃費不正の取り締まり同様に、「街頭検査なども必要かも知れない」との言及があった。
日産に対する刑事告発については、未だ結論はでていないようだ。
取材 文 写真/神領 貢 マガジンX編集長