スズキは、「高外観樹脂材料の開発と無塗装材着部品への適用」について、公益財団法人新技術開発財団より第49回「市村産業賞 貢献賞」を受賞した。スズキの市村産業賞 貢献賞の受賞は8年ぶり4回目となる。
今回スズキが受賞した「高外観樹脂材料の開発と無塗装材着部品への適用」は、自動車の樹脂部品の中でも特に高い品質が求められる部位の材料として、光沢感のある外観、光や熱、衝撃に対する耐久性等を満たす樹脂材料(バイオポリカーボネート)を開発し、これに材料着色技術と構造設計技術を合わせて自動車内装部品で実用化したことが評価された。
材料着色でありながら、塗装に匹敵する光沢感のある高い外観の品質を実現し、塗装と比べて揮発性有機化合物(VOC)排出削減など環境負荷の抑制にも貢献している。スズキはこの技術を、ハスラーのインパネガーニッシュやワゴンRのオーディオガーニッシュ等、内装部品への採用を拡げている。
樹脂パーツの進化は各メーカーで進んでおり、高品質なモノが登場している。今後さらにいろいろな内・外装部分に採用されことだろう。