昨日、12月6日夜、今回で42回目を数えるトヨタロビーコンサートがトヨタ自動車東京本社の1階ロビーで開催された。この催しはトヨタの従業員ボランティアの手づくりにより、地域の障がい者の人たちと公募による一般観覧者を招いて、毎年2回のペースで実施されている。会場では宮城県の特産品販売も行われていた。
今回は、クリスマスシーズンにちなんで、チェリストの柏木広樹さんを中心に、キーボードの光田健一さん、さらにパーカッションの仙道さおりさんのお三方により、クリスマスソングや東日本大震災復興を願う柏木さんのオリジナル曲などが披露された。会場は満員の盛況だった。ステージの後半には、会場に詰めかけた皆さんと柏木さんらが一緒になって唱うシーンもあった。演奏終了後も拍手は鳴り止まず、即興によるアンコール曲も披露された。コンサートを主催しているトヨタ自動車社会貢献推進部の鴨田さんによると、「毎回アンケートを行っていて、お客様からのご要望に沿う形で出演者や曲を決めるなど、お客様に喜んでいただける演出を心がけています」と話してくれた。
また、柏木さんは、「音が楽しいと書いて『音楽』です。チェロは堅苦しい楽器と思われているんですけど、本当はとっても親しみやすい楽器です。コンサートの間、仲間とお客様とみんなで楽しい時間を共有できたら嬉しい」と結んでくれた。なお、同じ出演者で、12月10日には「トヨタ・ミュージアム・コンサート」が行われる。なお、観覧受付は終了しました。
取材・文・写真/神領 貢(マガジンX編集長