2026年1月号『ざ・総括。』の記事【スバル・フォレスターターボ】がnoteから購入できるようになりました

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マガジンX 2026年1月号(11月26日発売)に掲載された『ざ・総括。』の記事【スバル・フォレスターターボ】がnoteにて税込300円で購入できるようになりました。また月額600円の定期購読ですべての記事を購読することもできます。以下は無料公開の冒頭部分です。続きを読みたい方はその下のリンクからご購入ください。

【スバル・フォレスターターボ】

これ、実用ターボ車なんだ…

前号で取り上げた6代目フォレスターのストロングハイブリッドS:HEVで本誌評価陣は「トヨタっぽい駆動力の出し方」「のったりとした制御」などとマイナスの評価を下したが、市場では必ずしもそうは受け止められていない。では、フォレスターの「乗用車としての出来」はどうなのか。今回はHEV(ハイブリッド車)ではないガソリンターボ仕様に試乗し、前回のS:HEVと比較してみた。本誌評価陣は「スバルは実用車メーカーに戻ったのだろう」とコメントした。スバルにとっての重要市場は北米であり、もはや「ラリーで闘うスバル」のイメージはいらない。そういう意思表なのかもしれない。

自動車産業の疲弊

エンジニアリングコンサルタント(以下=エ) 今回は6代目フォレスターの1.8ℓガソリンターボだ。ストロングハイブリッドのS:HEVの評価はいまひとつだったが、ICV(内燃機関=ICEを搭載した電動モーターのない車両)はどうだろうかと思って試乗車を探した。前回のHEVと今回のターボICV。個人的には両方ともどこかすっきりとしないが、皆さんはどう感じているかを語ってもらいたい。

チューニングショップの社長兼エンジニア(以下=チ) 皆さんに乗ってもらった仕様は「スポーツEX」というグレードで、車両価格419万1000円。標準装着タイヤはファルケンのオールシーズンタイヤZIEX・ZE001Aで、サイズは225/55R18。車両重量は車検証記載で1660㎏。フォレスターはすべてのグレードが車両価格400万円台で、米国市場では3万ドル級のクルマだ。前回試乗したHEV仕様のタイヤはブリヂストンTURANZA(トランザ)EL450、サイズは1インチ大きい235/50R19だった。

元部品メーカーのエンジニア(以下=部) 先日、日本COTY(カー・オブ・ザ・イヤー)の第1次選考が行われて「10ベストカー」が発表されましたが、フォレスターもしっかり入っていました。日本車の新型車がめっきり減ってから、もう6〜7年になりますかね。今年の10ベストカーには国内で発売されたものの、納車がほとんど進んでいないホンダ・プレリュードやスズキeビターラなども入っています。選考委員に選ばれた評論家の皆さんは当然「自分は試乗した」から選んでいるものと思いますが、OEM(自動車メーカー)側は「これを推してください」と頼んでいるとか…。

自動車業界の事情通(以下=通) VW(フォルクスワーゲン)のID.Buzz(バズ)も似たようなもんだよね。売っているのかどうかも分からないし、街でも見かけない。車両総重量が3トン近いクルマに900万円だ1000万円だと支払えるのは欧米人の感覚だよ。ビンボーな日本でファッション誌が取り上げても、買う人なんているのだろうか。

ベテラン実験ドライバー(以下=T) 本誌の元編集長M氏にID.Buzzの全バラ写真を見せてもらったが、ボディはすべて鋼板プレスだった。LIB(リチウムイオン2次電池)にコストがかかるから、ID系はボディで目一杯コストダウンしていると言っていた。ID.Buzzがコンセプトカーとして披露されたのは2017年1月だから、もうすでに8年前だ。もはや新鮮味はまったくない。

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