住友ゴム工業は、タイヤに起因する事故の未然防止を目的として、10月8日(土)に43都道府県45会場(雨天により4県5会場での点検を中止)で「DUNLOP 全国タイヤ安全点検」を実施した。今回の点検では、燃費の悪化、走行性能の低下、偏摩耗の原因となる「空気圧の過不足」が最も多く確認された。
DUNLOPでは、2008年10月から年2回、タイヤ点検と安全啓発活動を全国の道の駅やショッピングセンターなどで開催しており、今回で16回目の実施となった。タイヤ点検ではタイヤに起因する事故の未然防止を目的に、装着されているタイヤの空気圧、残溝、タイヤ表面の損傷などの点検を行うとともに、タイヤの安全で正しい使用・管理方法について紹介する冊子を配布するなど、ドライバーにタイヤの日常点検の重要性を訴求しているという。
今回の活動では45会場で4,159台のタイヤ点検を実施した結果、タイヤの整備不良率は全点検台数の40.5%で、その内容は(重複含む)空気圧の過不足が25.2%と最も多く、続いて残溝不足が12.7%、タイヤ表面の損傷が6.6%、偏摩耗が6.1%という結果だった。なお今回の活動により、これまでの累計点検台数は80,000台を超えた。
約10台に4台とほぼ半数に近いクルマのタイヤに問題があったという結果は、非常に残念というか、恐さも感じてしまう。クルマの安全走行上で重要なタイヤ。ドライバーの責任として、定期的なチェックをしてほしい。