アウトバックはレガシィ・ツーリングワゴンにSUVテイストが織り込まれた派生車として94年に生み出された。グランドワゴン→ランカスター→アウトバックとネーミングの変更を伴いながら30年にわたって販売されてきた同車は現行モデル限りで国内から撤退し、レイバックにそのポジションを明け渡す。ただし、北米をはじめ、海外ではモデルチェンジを経て継続販売される。
キャッチした試験車両を見ると、ますますSUVらしさが強まって乗用ワゴンの印象が薄れる。ノーズとルーフは直線基調に仕立てられ、スタイリッシュさよりも武骨さが優先されて造形されるほか、力強さと実用性の高さを感じさせるルーフレールの存在も見逃せない。
フロントマスクを注意深く観察すると、ヘッドランプは三菱のダイナミック・シールドやスズキ・フロンクスと同じく別置きされているように見える。デイライト兼ターンシグナルはノーズ上端に配されており、左右を結ぶメッキガーニッシュが備わっている公算が大きい。水平ノーズから前面へと回り込むフード先端が、どことなくプロボックスに似ていると感じたのは本誌スクープ班だけか。
明日(11月26日)発売のマガジンX 1月号ではテストカーのナマ写真を掲載しているので是非ご覧ください。
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